5121小隊を遊軍私兵として扱う、彼等と善行の現在の上司。元々芝村の一族だが、その慣習に則り、自ら芝村となった者。本来はもっと上を目指せるが、敢えて現在の位置に留まっている。一説には善行より３つ下。元ソックスハンターで、現在は現役ハンター達に指令を出す立場。尊大で皮肉たっぷりで、歪んで斜に構えた言葉が特徴的な、典型的芝村と見て良いが、ゲーム中では難しい言いながら翌日には陳情品を揃えてくれる偉い人(笑)−内面はともかく外見のモデルはきっと御本人なんでしょう(笑)。ただゲーム中で見せる尊大さの裏側には、ちゃんと上に立つが故の視点が存在していて、必ずしもただの性格悪な偉ぶり野郎では無い事が判ります。熊本城で少しばかり登場する学生軍のトップ・林凛子とは学生時分に色々あった様で、そこら辺は惹かれるものがありますね。没シナリオに散見される、更紗の絡むような指摘が気になって仕方ありません(笑)

　キャラとしても実に面白いですね。舞を見て居る限りでは「芝村」という一族が、変人であるとは思っても(笑)、嫌われる理由が全く判らないのですが、この人を見てるとその理由の一端がよく判ります。判るのですが、その根拠が「トップである故に理屈を越える」という面の所為である事も一緒に見えて来るので、その辺りの描き方が非常にそそられるのですね。凛子さんとの絡みといい、更紗との絡みといい、実に興味深いです。更に昨今は「ひょっとしたらこの人も、セプテントリオンを裏切ってるのでは？」という疑いを若干持ち始めていますので、余計書きたい熱が高まって止みません。ただ、舞の項でも書いた通り、芝村表現は難しいですはい。「妬心」でこの人書くのはすげえ楽しかったですけど。