来須の義理の姉にして、芝村に厄介になっていた事もあるらしい。似非外人系日本語でハッピーを振りまく優しく心の広い、ただ言う事だけは「自分は遠い世界から来た父親の娘」等一寸ぶっとんでる、はちきれんばかりのナイスバディの持ち主。家事全般は任せとけ。その実、ハッピーはブレイン・ハレルヤをキメた結果であり、御本人は第四世界の人間・ベルカインの娘であり、その昔捨てられた「白」の寵姫。「青」に振り返って欲しくて必死に「青」の手伝いをする女−裏設定のイタさが目立ちます。表面の大らかさが全てヤクの結果(笑)。当初は慈母の様に感じられる発言も、回を重ねる毎に全身全霊での媚びに見えてくるから実に不思議です。突飛な発言に嘘はなくとも、その愛を語る口にはある種の傷がほの見える。別に電パレレベル２〜３を読まずとも、私的には、繰り返す事で「見えてきてしまった」一番の好例です。

　本来なら裏設定的に相当惹かれるタイプではあるのですが、何故かこのお嬢さんには興味フラグが全く立ちません。やはりゲーム中の押し出しの濃さに酔ってしまう所為でしょうか。声イメージが違いすぎる所為でしょうか(流石に慣れた(笑))。いややはり、鬱陶しいまでの媚びが、一番辛かったのです。ねこかみさまのお話も、幸福の紋様に関わる一連のイベントも、実に感動的でしたし、没シナリオに散見される強い彼女も嫌いではありません。突飛な発言と馬鹿にされても拘らず、鮮やかな手並みで5121を綺麗にしていくヨーコさんは、凄い人のように見えるのですが…やはりその根元に媚び故の鎧を感じて駄目なのです。そしてその媚びの元になってると思われる不安を払拭する為のブレイン・ハレルヤなのかな、と。この辺り、萌と同じく、自身の心を守る為の縋りなのだろうから、その行動自体を責める気は皆無です。来須同様他世界から移動／再構成されたイキモノなだけに、色々あるでしょうし。

　カップリング的には…とりあえず来須以外で(爆笑)。一番彼女を判ってるとは思うのですが、何か違うなと。似非でもラテン同士って外見ではあるようなのですが。ののみとくっつくと、一番幸せそうにみえます(笑)