アニメや特撮大好きで戦車兵に志願し、ヒーローになるのが夢の、お前何処のアニメから出てきたんだ的外見の元気少年。実は幼少時の虐待が原因で、閉所恐怖があって戦車兵資格が取れないと言う障壁が立ちふさがり、夢を叶える事が出来ずにいる少年。バンダナの下には虐待傷があるらしいです。結構無神経な事を言うのは、多分その心の傷の故なんだろうなと思ったりもしますね。自らが傷つきやすい事を他者にそれとなく誇示する人間は、得てして他者をその言葉で抉る事を気にしないですから。同性には一見元気な感じなんですが、時折異性に対して、非常に痛ましい目をするんですよね。母親に虐待された事の裏返しで、反発しながら、どこか縋りつきたいような、全身で甘えたいような、そんな屈折を感じさせます。で。私はこういう子を見ても、別に母性本能は刺激されないので、ゲームではそういう顔をしている彼を痛ぶるのが楽しいという、凄く悪辣な事をしてしまうのでした(笑)。すまんなファンのヒト。

　モノカキ的にも好き嫌い的にも、全くフラグの立たないキャラです。だから語るネタもカップリングも思いつかない。せいぜい新井木あたりと宜しくやってくれって感じ？本当に虐めるのが楽しいという、本当に人非人な扱いですわ。ごめん。イタノさん、子供には興味ないから(笑)

　強いて考えるなら、彼も嘘吐きで臆病者で、普通の人。過去が少し厳しいかな。ただ、周囲を伺う様に育ったのではなく、自らを敢えて鈍感にして、心の表面を厚くしたという感じですね。普通人故に、妬みも憧れもたっぷり持ってて、ヒーローになれれば今迄の嫌な弱い自分を乗り越えられる、或いは親が虐待しなくなる(更には自分も囚われなくなる)と考えたのだけど、実現できない現実に打ちのめされていく、という役処なのかな、と。うんと差のある来須には憧れが持てるけど、身近で、しかも自分より世慣れてなさそうな速水には、コンプレックスが相当ある感じですね。良い奴、なのかな？悪い奴ではないんでしょうけど、その絡み具合が、私は少し鬱陶しいです。若干媚びも感じてね。