Age:14(1999-03) Birth:1984-06-20 Blood:A+ Height:174cm Weight:57kg [Voice:保志総一郎] |
へし折られた自信 − 狩谷 夏樹 |
脊椎損傷による代謝異常/下半身不随で車椅子を使用。どうもこうなる前はかなり「良い人生」を送っていた様で、世を恨みかなり卑屈で天邪鬼な面がある。一説には親が反芝村系の政治家で、芝村の政敵追い落としにより現環境に陥ったとの噂もあり。兵士として役立たずな彼は、おそらく『備品』として配備されてる模様。聖銃の破片が入った為に自体が歪み、完全な絶望と共に???へと変化する、別の意味での竜候補−ネタバレ盛大ですみません(笑)。卑屈で曲がってて、少しも正直ではない皮肉屋さんだけど、何となく本質が分かり易い、と言う点では非常に茜と似た処のあるにーさんですね。ある人曰く、この状態でこんなになっちゃうって事は、元々余り良い性格ではないのだろうという事ですが、それは納得できますね。何たってこうなる前は「親父は新進気鋭の若手政治家、本人は高校バスケの花形プレイヤーで女性ファン多数」ですから。ちやほやされ慣れてるってだけで何となくその当時の隠れ天狗ぶりが目に浮かぶようです。そこからの「転落」ですからねえ。空気のように軽い人気は、重い現実の前に簡単に吹き飛ばされてしまうという訳です。「どうせ僕なんか」状態に踏み込む祭を鬱陶しがりながら、惹かれてるという感じなんでしょうか。彼女を好きだと言うことは閉じられた世界の甘えに見えてイヤなのかも知れません。本当は全身かけて甘えたい部分も持ちながら、世間に見放された(と思いこんでる)事によって絶望し、再度傷つくのを恐れて信じる事が出来ず、皮肉屋の仮面を被る事で辛うじて自身を保とうとしている、そんな処でしょうか。それでも彼が絶望しきらずにいるのは見放さない者達が5121に居るからなのかもしれません。 そんな彼が、身体を治したい一心で共生派の会合に出る。祭の努力に少しずつ応えてやろうとする。それは全て前向きの道なんですが、最後に祭が自分の手術代捻出の為に身体を売っている、という噂を聞いて、完全な絶望に陥るのは、彼の最後の希望が祭にあったって事なんでしょうか。彼自身は祭と異なり自分がこんな身体になったのは事故だと思っているから、彼女自身に対する恨みとか全くないんですよね。偶然というには出来過ぎた事故から絡み合った二人の運命は、偶然という必然の積み重ねによる歪んだ道を示していて、なかなかに面白いです。事故自体は芝村の政敵抹殺やセプテントリオンの仕込みの一環だったという説もありますが、さて、自体の真意は何処に。「備品」設定も含め、この辺りの話は是非とも書いてみたいという位、書き手としては非常に面白いものを沢山持っているキャラですね。 カップリングとしては、祭ちゃんにくっつけてあげたい。これは私が祭贔屓だからです(きっぱり(笑))。でも、別に他の女の子でも良い様な気が、昨今はしてますね。舞に「済まぬ」言われながら不器用に服を着替えさせられたり、勇美に口で言い負かされたりするのも面白そうですし、人の話を聞かないヨーコさんに抱き上げられて可愛がられるのも見てて楽しそうです(笑) |