2001年6月某日 | −#52:情熱、迷走− |
最初に誤植から。ポスター、大阪は地下鉄でした。その後の進捗としては(笑)、交渉しあぐねてます。駅貼りポスターはギられるのに始まり、破られたり落書きされたりの可能性が高いので、ある程度綺麗な奴をGETしたい身としては、余り早くから交渉し辛いというのがあるのですな。でも某氏の様に交渉したら新品が貰えたヒトもいるので見切りが難しいところ。うーん。実物見た所為で欲しい度あがってるしなー(笑)DVD4巻入手時特典の可能性、というささやかな望み(笑)も絶たれて、苦悩の道(爆)。とりあえず欲しいところ「だけ」撮影してくるかな(笑) この日は色々あって、肝心のネオの4を見られたのは凄く遅い時間。お作法である2回見(笑)がかろうじて出来るかという時間だったけど、勿論2回見た。…結果についてはこっちをどうぞ。此処の書き方で知れるだろうけど、ちょい燻ってます(笑)。やっぱ通しで見た方が良かったんかなあ。でも時間無かったし。うう、こんなしまらないうだうだはしたくなかったよ(TT)。個人的にはやっぱTVシリーズに進化して欲しかったなあ。このDVDがよく売れたらイケルだろうか。うう。 仰天特典映像は、マジンカイザー。マジンガーにはゲッターほど思い入れがないんだけど、予告の出来と掛かった曲が結構良かったんで、買いを検討し始めてます(笑) |
2001年6月某日 | −#51:炸裂する愛欲(笑)− |
この処少し熱を冷まそうとして、他に熱を上げるという大馬鹿をやっていたのだが、間もなく「ネオ」の最終巻が出ると言う事で、バンダイビジュアルのページを見に行った。BEAT最新号の予告も出ていたので、近日GETだ、多分23日には出るからそこからまた三昧かな〜うひょほほほ☆などと浮かれて「ネオ」ページを見ていたら、 「東京大阪の一部JR駅構内に広告ポスター展開中!」 の文字を発見。ポスターの図柄も公開されていたので、拡大版を見てみる。 ぐわあああああああ!これ欲しいー! 一気に理性が吹っ飛んだ。でかい奴なら凄く欲しいです。貼ってある駅探しちゃうよもー。駅に交渉しちゃうよ。マジ欲しいです。ヤフオク行っても良いです。いやホント。石丸とか予約販促で入れてくんないかなあ。ああ何処に貼ってあるんだ。ああもう盗られる前に盗れって感じになってきた。欲しい欲しい欲しい〜って、些かのブランクも一気に踏みつぶしてるぜ俺(爆) |
2001年5月某日 | −#50:時代もすり寄る「奇跡」− |
スパロボ総指揮者のコメントを読んで「ああこの人も判ってるヒトだ」と思い、「救済」いった感じのタイトルでちょっくら車弁慶について語ろうかと思っていたら、 電撃文庫刊・「ゲッターロボ」の1を発見(爆) なんでこーヒトがたまたま早く上がった日に見つけるかな、という位の絶妙なタイミングで遭遇してしまったのがお笑い。挿絵は石川御大なんだけど、村枝のダンナが口絵を1枚上梓してて吃驚。村枝は好きだけどキャラカットはちとイメージ違うな<エラソー(笑)。貧乏そっちのけで速攻入手し、帰りの車内で貪るように読む。 …ありがとう、電撃文庫にたかしげ宙(爆) アクが強いからこその「脇役」なんだけど、こんなに頁割いて貰ってい、良いんですか?とか言っちゃうよ?原作版を実に巧く折り合わせて現代背景にきっちり合わせてきているあたり実に達者な感じ。いくら事情紹介とは言え半分以上が誰かさんネタで、腐れ目で見ると礼賛にしか見えません(爆笑)。頭の回り具合と言い、目配りと言い、正に見たかったハヤト君(17)で、嬉しくてしょうがないです。その上さらっと出てくる弁慶がこれまた美味しめの設定(しかもこれはTV旧作の彼をわかって踏まえてる美味しさ)で、二重に嬉しかったりします。勿論武蔵の設定も良いし、竜馬も「リョウ」とは呼ばれてるけど、原作の無鉄砲君の方なので、ツボ入ってます。早乙女博士も原作系のヤバジジイの方で(笑)、達人さんは居ないけど橘博士は居たりするし(笑)、元気は死んじゃってて(笑)、ミチルさんは何やら神秘のヒトになってたり。伏線引きまくってる上にゲッター関係を色々知ってれば知ってる程、余計な穿ち方が幾らでも出来る、実に美味しい小説になってます(笑)。こんな本が出るって事は、やっぱりホントなんでしょうか?>再TV化。一足飛びに映画でも良いぞ(爆笑) ちなみに「たかしげ宙」というと、個人的には「スプリガンの原作者」よりも「Dr.モローのお友達(爆笑)」というどーしよーもないイメージの方が先出てくる私(笑)。大体作家名見て咄嗟に思ったのが「モロさんのゲッターならすげえ読みてえかも!」(爆)。おーよ、出してくれるんならいっくらでも並んだるわい。もう出てるんならいっくらでもさがしたる。すげえ、どーしよう。怖い位時代がこっちに近づいてきてるよ。電波届きまくり?うひはー☆ |
↓若干補足。巧いとか下手とかって話をすると、実はクール系二枚目って一寸困った動きになるんですよね。感情表現を抑える役回りの場合、どうしたって起伏付けてしゃべる訳にはいかないじゃないですか。すると平板にならざるを得ない。クール系キャラはこの演技が多いんで、一見簡単と言えば簡単で、そんなヒトばっかりだしね。だけど、本当は此処に実に微妙な陰影を付けてこそだと思うんですわ。本当に巧いヒトは此処も見事なんですよね。まず滅多にいないけど。此処で陰影付けられる人は大概巧者で、二枚目以外も出来るんだけど、これが出来ない人は二枚目だけになっちゃうんだわ。前者の好例が故・塩沢兼人さんなら後者は例えば池田秀一さんだな。あと、二枚目声は割と他の役が出来ない。それも芸幅を狭める要因だな。って、私は別に俊ちゃんを二枚目声優とも二枚目声とも思ってないし、本当に下手だとは思ってないんだけど、時代的にクールガイをやる確率が高かったようなのが不幸、と思ってるだけね。ナレ以外の平板はちょっくら失敗だったかな、と。大体彼は同時期に「一休さん」で将軍様(足利義満)なんぞをやってるのだ(笑)。この時の長台詞は役の所為もあって一系もほぼ気になりません。今の声だったら、洋画の枯れた役者とかに合う感じだよね。 |
2001年5月某日 | −#49:月日はかくも酷(ムゴ)く− |
買って大分になるが一回も聴いてないCDがある。タイトルは「スーパーロボットミュージアム・ゲッターロボVSゲッターロボG」。出たのは97年頃らしいが、所謂新録音・旧キャストによるドラマ編である。見つけた当初、「旧キャスト」に躍り上がって入手した迄は良いものの、正に「旧キャスト」故に勇気が出せなくて何となく聴けずにいたのだ。声優の声はヒトによってホント老けるのよね。それがツライ。特に二枚目&少女系はホントに激しい。マクロスで一回凄くツラいドラマを聴いた事があって、その現実を直視するのが怖かったのだ。以前「真に旧キャストを密かに期待していた」みたいな事を書いてたくせに、と思う向きもあろう。だが、そこが難しい処。男性声優は女性ほどに老けが酷く出てこない方ではあるんだけど、それでも実際はヒトによる。先ずどう考えたって神谷のダンナの声は当時よりつぶれてるのが判ってるし、俊ちゃんがそうじゃないとは限らない。他のキャラやってる時ではわかりにくいんだよね。特にナレじゃ比較になんないんだけど、「ちびまる子ちゃん」がヒットして以来彼の仕事はナレ寄りなんだもん。で、何となく他のCDとは別にだらだらと後回しにしていたのだけれど、GWでぱかん、と暇が出来てしまったので、良い機会だからと覚悟を決めて(笑)、聴いてみることにしたのだ。で、結果。 …ムゴイ(爆) …はい、そーぞー以上にムゴイものでした。うう。俊ちゃん、この声でスパロボあててるの?だとしたら哀しすぎ(爆)。短い台詞では気にならないんだけど、長台詞の辛いこと辛いこと。昔から長台詞やらせると一系アクセントが出て、余り抑揚がないしゃべりになるところがあって、何というかその、以前から余りその、巧いヒトじゃなかったんだよね(あ、言ってしまった(爆))。その当時からナレならともかく全然台詞向きじゃないヒトだったんだけど、いやもうびっくり。音声ドラマだから説明台詞しゃべる、その悉くがもう年寄りか中年のアレで、ショックも甚だしいとはこの事。私はおっさん好きだけど、やっぱこの話の奴はキャラ的におっさんじゃない(最悪でも二十代後半設定)訳だし、只でさえアレな台詞が老け加わって更にアレ(爆)。流石に「お前さん」はよして欲しかったな(TT)。確かにそういう台詞回しのヒトではあったけど、もう少し別の台詞の選び方もあったろうに、という脚本で、昔ながらにつっかかる部分もすごくムリのある感じに聞こえてしまった。ううう。クリティカル(爆)。勿論リョウの神谷さんもホントに酷い。まして以前とキャラが違うので、大分感じが違うしね。叫びが全然違うのも哀しい。驚いちゃったのは八奈見さんと矢田さん。此処迄クセがある声だと老けが気にならないのか、ある程度当時のままに聞こえたのはまだ救い(一寸八奈見さんは老けを感じるところもあったんだけど)。ネオの3で富田さんの声もそんなだったんだよね。やっぱクセのある声の方が保ちが良いのかな。 肝心のドラマは多分人気の「合体合戦」。ナバロン砲がどうの、って出てくるのは一寸嬉しい味だね。此処で一つ気になってたのはPS「ゲッターロボ大決戦」でハヤトの声をあててる増谷さんが出てるとこ。どんなかと思って聴いたらこいつも二枚目声(笑)。まあ悪くない声かな。イメージ記憶では内田さんの方が近い感じ…だと思ってたんだけど、どうなんでしょ?ただ、この記憶も新録音版を聴いちゃうと、美化にしか感じられなくて、ショックも激しかったんだよな。でも、逆転。 記憶が美化じゃない事がボーナス復刻に入ってた台詞で判明 当時の復刻だから勿論神谷さんもめちゃめちゃ声が若いんだけど、俊ちゃんもバリ若いんですよ。「チェィンジゲッター、ツゥ!スィッチオン!」の声がクセまでまんま当時で、台詞もさらさらしゃべってて、「そうそうそう!こうなんだよこう!ああっ、時ってむごい〜」なんてボーナストラックに酔いしれてました(爆)。このボーナストラックには西尾さんの「大雪山おろしー!」も入ってるのでお得、という訳で、最後だけ多少浮上したって処。やっぱこれは早くボックスを買えという事なんだろうな。 |
2001年4月某日 | −#48:キーワード徒然草− |
攻略本に目を通していたら、誰かさんを評して「責任感が強い」というのがあって、なるほど確かにそうだこういう言い方の方がすっきりする、と思った。確かに「何かを投げ出さない(ホントは出「せ」ないが正解(笑))」ってのは責任感の表れで、誰かさんはこのスタイルが非常に明確。自己抑制はばっちり効いてるし、最悪の選択肢に際しても、何を優先すべきかと、優先されたことに対する対処法は非常にはっきりしているヒトだしな。この辺に奴のあの性格で妙にシンパが集まる不可思議なカリスマ性を解く何かが隠れていそうだ。このカリスマ性については、もう少し解ければ一本モノに出来る用意がある(笑) 最悪の選択肢、といえば、今川脚本漫画「TRY_TO_REMEMBER」で正に躊躇いもなくミチルを射殺する彼が居て、一寸受けた(笑)。思考実験途上で考えた「博士とミチル、どちらか一人しか助けられないとしたら、奴はどちらを選択するか」で、私が導き出した答えと全く同じ。TV旧作タイプならミチルなんだけど、それ以外は多分博士(笑)。周囲という周囲を敵に回しても、自分の中でどれ程の葛藤があろうと、この優位性は揺るがない。やっぱみんなそう思うんだな。まあこれはおそらく事態を全て判ってての行動だろうから、この冷静さもさもありなんだし、私がやった定義とちと異なるシチュエーションなんで、変則スタイルではあるんだが。いやー奴だってジジイよりは女がいいだろうし、ましてミチルさんは旧ゲッターチームの女神様だからのー(笑)そんな訳でこの今川漫画は後半が凄く楽しみなんである。「真」でやりたかった事の一端が見られるのでは、と過大な期待をかけております(笑)。 |
2001年4月某日 | −#47:人を支える心の強さ− |
三日坊主か腐れか悩んで、結局こっちにした。 ネオDVD(そら来た。つまりそーいう話(笑))の3巻が出るという前日、勿論先行狙いでアキバへGO。予約済は当たり前だが、そこはヲタクの心意気というやつね(笑)。仕事が薄くなったのを良い事に、定時上がりして移動開始。思い立ってショートカットにバスを使ったら、揺れが激しくて酔う。電車で倍増化したけど、駅に降り立てば悪心は影も形もなし。改札を出て一心不乱に店目掛けて歩く。勢い余って左足を捻挫するも、石丸のエスカに乗っかる頃には痛み一つ感じない。見る人が見たらガイキチオーラ出まくってんじゃないかって位のハイテンション・ラブモード全開(爆笑)。DVDを入手し、エモーションの広告を2部(笑)とテイマーズのシングルをGETして、駅へ向かう頃には既に3巻に対する期待と妄想が膨張し、脳内ドーピングは頂点へ。肥大した意識はさながら覚醒したニュータイプの如き跳躍を見せ、こんなにも心は雄大である事を知覚する、なんて最早何言ってんだかわかんない域に突入(大爆笑)。こんな些細な思いでも、これだけの力が出るから人間は怖い生き物なんである(爆) 膨れ上がった期待で胸震わせて見た内容は勿論こちらに譲る。その後翌日の仕事を厭わないスーパーリピートに入ってしまい、今は只無闇に浮上して気力全開の己が此処にいる。更に止せば良いのに初めて通勤の往路でゲッターmp3を聞いてしまい、要らん馬力がついてしまっている。まるで「熱血」掛けたは良いが、有益な攻撃が出来ないことが判明したユニットの如き無駄野郎。でも良いんだ。今んとこ幸せも全開なんで(爆笑) …と書いてから実は2日が経過している。頭に来るコリジョンにやられて、若干の速報性を失ってしまったのだ。ハイテンション・ラブモードは現在もなお、強固な形で保持されているどころか、先程入手した書籍の所為で、またぞろパワーアップしているのだ。見つけちゃったよ、講談社刊アンソロ「スパロボαコンプリートVol.1」。今川御大脚本からなる、 真ゲッター掲載!! …燃えてます、俺。 |
2001年4月某日 | −#46:パンピーの為の「誰かさんの基本線」講座(爆)− |
ウチは存外ヲタ以外がデフォ巡回してるらしいのが判明してるんで、こんな言わずもがなの「ヲ的基礎知識」もたまには書かにゃならん。まあ良い機会なんでついでに語っちゃおうかな。 この番組は「コンバトラーV」や「ガッチャマン」と共に後の合体&チーム物の命脈の基礎を作った雄の一つなんである。3人居たら真ん中、5人なら2番目にあたるそのキャラのお約束と言えば「ニヒルな奴(爆)」。もっと細かく言うと「クールで世間と折り合わない一匹狼」「誠実で真っ当な主役に反発」「総じて主役より高技能な切れ者」「実は過去に何かあって素直になれず世を拗ねてるだけで、本心はまっすぐな熱血漢(爆笑)」辺りが基本かな。この辺「コンV」は若干キャラが変化球だけど(十三君は確かに物の見方自体は斜だけど、他人との折り合いは悪くない。まあこの話は主役が無軌道君だから(爆笑)。主役が無鉄砲だと2番目は大体苦労人で出来た奴、ってのがお約束)。で、大体付属主要属性が「キザ」。一寸嫌味で、斜な物言いで格好つけたがりが圧倒的に多いポジション(爆笑)。まあギャグモノじゃないメインクラスでやるなら、それなりの実力とか外見とかが無ければ様にならない属性なんで、言うだけのモノに裏打ちされてはいるんだが。 誰かさんの場合、流石に元祖なだけあって、アニメは上述属性を気障ったらしい部分(笑)も含めてほぼ100%充たしてます(二枚目かどうかは知らん。馬面三白眼がオッサン面だとは思うが美形だと思った事はないのだ俺は(笑)大体男は面じゃねえし)。「主役反発」という条件が相当にお笑いで、これは主役が無軌道君でも同じ。原作または原作寄りになってくると「世間と折り合わない一匹狼」の部分が一寸変節してくる。クールで一歩引いた姿勢という基本は変わらないんだけど、もう少し世間との折り合いを付けてくる様になります。アニメ旧作の誰かさんはどう見たって組織なんかに付きそうに無いけど、原作系の誰かさんは組織に付くどころか束ねて好きに操ってるし。その分本音を見せない処がより際立ってくるかな。原作の場合「主役より高技能」なのは頭だけで、それ以外は同等か相手の方が上回ってるし。感性なんか大負け。メディア全てに見られる彼独自の体質として、妙に生真面目な部分が上げられるんだけど、実はこいつが曲者、というかこれが奴を奴たらしめてる。一歩引いた目線が様々な事に自在そうに見えるんだけど、ある部分に限り、全くと言って良い位自在性みたいなものがない。所謂与えられた(得てしまった)命題そのものを忖度する時の融通無碍性とは無縁で、命題実行の為の手段は幾らでも奇策が取れるんだけど、命題そのものに対する考慮というか、そのものを切り捨てるという選択肢が本人の中にない。ここが原作で主役二人に完全に負けてるところでもあるし、彼最大の「執着」であり「限界」と呼べる面でもあると(爆)。ちなみに、アニメ旧作は「クール」で「高技能」ではあるけど頭は良くないな(笑)。 …ってな訳で、イタノいう処の「誰かさんの基本線」というのは「クール」と「素直じゃない物言い」と「本質は生真面目で熱血」という事らしい。うーん、真ん中を除いて見事に今も連綿と続くツボが展開されてる(これに「何かを守る」属性がついたら完璧(爆笑))。素晴らしき三つ児魂。ホントは「手段を選ばない切れ者な頭」が付いてるとなお自己イメージに近い(笑)。勿論御不満の向きもあろう。俺の解釈とは違う!というヒトも多々有る事は承知している。でもまあ腐れ目が判断する基本線なんて所詮こんなもん。大体「基本線」なんであって、別にどれかに寄ってる訳じゃなし。ヒトによっちゃあ「基本は原作!」って人も「旧作揺るぎ無し!」って人もあるでしょう。でも私はどれもおっけーなんだもーん。だからその理由を探ってみただけの事☆ 追記:私の拘るゲッター独自の基本性としての「この世のものとは思えない基礎体力」は余り外したくないお約束なんだけど、これ実は相当に原作寄りの解釈で、アニメ旧作は運動&反射神経的に有能である事位しか選択肢にない。アニメ新作組やゲームの「大決戦」は作り手のシュミ(爆笑)の所為で原作寄りになってるので、基本属性と化しつつあるけどね。誰かさんについても原作の基本属性であるところの狂気性こそを基本だと言う人も、アニメの徒党を組みたがらない部分を基本だと言う人もあるだろうって事は分かってますって。私だって間口が幾ら広いとはいっても、正直な処「真」や原作では狂気の人であってほしいと思うし、旧作ならロンリー君(笑)であって欲しいと思う事もあるし、逆に生真面目過ぎる感のあるスパロボ系の造型は若干違和感がなくもない。でもそれを蹴倒す程に強烈な思いの丈があるので、全然苦にならないのだ(爆笑) |
2001年4月某日 | −#45:思考実験とは前言撤回の別名(笑)− |
よくこの腐れ日記で「〜とは考えられない」とか「〜は有り得ない」とかほざいてるイタノであるが、時(妄想(爆笑))というものは恐ろしいもので、「…そういう考えでのポジション・或いはそういうキャラ造型に置くのも面白そうだな…」などとだんだん肯定的に考えるようになってきた。例えば例のOVAノベライズで「歳で乗れないってのもアリか…それはそれで無念とか諦念とかに味が」なんて思ってまたそれはそれで妄想の種になったりすると(爆)。元々メディアによって少しずつ性格も状況も異なるキャラクタ故、想像力にかなりの融通が利くらしい。大体全然タイプが違うキャラもいるような作品だしな。只でさえストーリー物を見るといちどきに色んな方向に思いを致すタイプだってのに、これは最早はるけき空想野の地平を食い荒らす猛獣を解き放つに等しい行為(爆笑)。まあそれでも某ギョーカイ系友人の様な着眼は持てない事も多いので、やっぱ多少は視野狭窄的な偏向をしてるって事か。彼の視野まで持てたら無敵なのにな、と一寸だけ意味なく憧れてみたり(笑)。 #勿論出来不出来は別モノだからね。 そも、「〜は有り得ない」なんていう考え方自体が既にイタノ私家版な誰かさんの造型を基準にした比較仕儀な訳で、世間認知とは程遠いよな。さりとてグラグラ基準値が動くのも何やらアレだし。難しいところだ。私はその同人的出発点がシナリオだった所為か、何つーか、所謂TV番組の脚本グループの一人、みたいなスタンスで物の見方・書き方をするらしいヒトなので、インサイド的な話しか作れない(その枷からは絶対に抜けられない)、という特徴があったですよ。それが今回キャラタイプが違う所為で、しかもその違う奴が何故か全員ストライク(爆笑)という稀有な状況で、色々な可能性を追う余裕みたいなものが出来たらしい。余裕、というか、 誰かさんなら皆許す(爆) な状態って方が正解か?まあ博士や竜馬や號のように媒体毎全くの別人って訳じゃないからなあ。基本線は同じ処から出発している辺りが若干ステロ臭。流石は元祖「ニヒルな奴」(爆笑)。間口も無闇に広くなってるってのはきっと作品が世間的に全然主流でも流行りでもないからだろうな。僅かな情報に汲々としている部分がその分猛き妄想に力を与えているのだろう。でなきゃ見向きもしなかったゲームやスパロボにこんなに短期間で惹かれる訳が無い(爆笑) |
2001年4月某日 | −#44:こんな、夢を見た。− |
終わった途端此処も少し大人しくなってるのがお笑い。というか、狙ったように花粉症と風邪が酷くなった。なけなしの能力全てを仕事に向けちゃったから、何も出来ないんだよね。仕方なし。でも、そんな時に限って、大人しくしている私を魂が怒る(笑)かの様に、こういう事が起こったりするから、イカレ頭は怖い(笑) 此処に女性系同人の知り合いで、Aと言うヒトがいる。この方が突然イタノの暴走言語についてくるようになった。本当にいきなりついてくるようになったので、びっくりして問うたら、思い立って双葉社版を読破したとの事(笑)。特に誰にはまった、というのは無いが、話の中身が分かるようになったので、会話についていけるようになったらしい。他人に強要する気はさらさらなかったのだが、やっぱついてきてくれるヒトが居るとそれなりに嬉しいもので、こちらも説明をすっ飛ばしてゴンゴン妄想を飛ばせるというモノ。Aの友人であるBも交えて会食などしてみたのだが、Bは完全置いてけぼりである(笑)。普段ならこういう置いてけぼりさんを気にするイタノさんだっつーのに、この時ばかりは平気だったりするのが流石にアレ。知りたきゃ読め、見れ。つまんなそーな顔したって知らんわ。いやあ楽しいったら(爆) …という、凄えわがままな夢を突然見たのでした(笑) |
2001年3月某日 | −#43:酔っ払いは高らかに笑う− |
仕事が一段落ついて慰労会。スパロボコンパクトは早々と膠着状態だし、リハビリ代わりに先日始めたガンパレも意外な問題に悩まされて一寸足踏み(でもやる(笑))だし、α外伝は買いに行くヒマがないしで、腐り気味。久しぶりで良い感じに酔ったその足で、本屋に立ち寄る。目的はアワーズとプロジェクトXの新刊だった筈なのに、 スニーカー文庫の「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ−上−」発見(笑) …OVAノベライズの筈が、またもや新しい世界が構築されてるんですが(笑)。どーしてこーみんな私家版なんだよう。この人のも一寸それっぽいし(笑)。スパロボなんか正に東映まんがまつり。まあ私家版である事を否定する気もないし、それどころかどんどんやってくれいって感じなんでこれも良し(爆笑)。たださあ、私は極個人的に、いくら特殊部隊だっつっても、誰かさんが初めから自A隊員ってのは無いと思ってるぞ。同じ理由で武蔵が警察官ってのも一寸違うと思う(笑)。このノベライズに出てくる旧チームは総体にエラく生真面目なイメージなんだよな。新チームの方をアナーキー寄りにしている所為か。何しろ誰かさんが高校時代の同級生である残りの二人を口説いてパイロットにしたというスゲエ設定だし。適当にTV版が混じってるとはいえ、若干の違和感だにょ。まあ、キャプテン・ニオンとその妹の話とか、スパイネタとかは面白かった(<っつーかツボだろ手前(爆))。但し、誰かさんが最早老いたって感じの設定だけは認めん(爆笑)。ゲッター乗組員の条件はいつの時代も「頭は馬鹿でもバケモノ並の強靱な身体」(笑)。壊しさえしなければ、十年経ってもまだ乗れる身体が大基本(笑) ちなみに触発されて考えてみたのが「ゲッターに乗らなかったら彼らは何をしていたか(笑)」竜馬はアウトローな格闘家、というスタンス変わらず。TV旧作なら良きマイホームパパになるような優等生リーマンってとこ。武蔵は北海道で農業をついでるか、柔道家かなあ。これは原作TV特に変わらない。柔道を続けるって事で警察って可能性はあるか。一寸イメージないんだけど。ああ、強いていうなら彼こそ自衛隊員の可能性が大いにあるわ。真はそれっぽかったよな。弁慶は…TV版だったら学校の体育の先生とか向いてそうかな。野球を続けてそうな感じなんだよな。原作はちゃんと描いて貰えてないので(TT)、推測不能。人を食ったすっとぼけた処が描いてあったりするんで、売店とかやってるかも。でなければこっちも普通のリーマンって感じ。隼人は…一番ヤバイ曲がり方なら、よど号犯みたく中近東でテロリスト(爆笑)。ぜってー日本戻ってこねえ(笑)。要領の良い方に曲がるなら、どっかの企業でそれなりの管理職をやってそうな感じ?追従の言えない、世界を股に掛けるエグゼクティブ(笑)<死語(爆)。政治家とか弁護士(よりも検事とかの方が似合いだ多分)やってそうな感じもあるなあ。ああ、でも自A隊員じゃなくても機動隊員はやりそうか?佐々さんみたいな感じ。もう一つ考えられるのは研究者ね。研究室に籠もりっぱで人の話は聞かなそうだ(笑)。TV旧作では社長の御曹司だったりするんで(笑)、まあ後継いでるでしょう。 |
2001年3月某日 | −#42:暴走するゲッター炉心(笑)− |
久しぶりに同人系の友人と会食する機会を得たので、煩悩炸裂物欲絨毯爆撃ツアー(爆笑)を組み入れ、池袋などでさっくり逢う。「お久しぶりです〜」「サイト見てますよ」「いやーこんなに凄くなるとは思わなかったでしょ?」「昨日いきなり気合い入ってたじゃないですか」「えーあれはですね」と、事情を滔々と語る。何か止まらないぞ。拙くないか?「そちらの方は如何ですか」「ええ、まあ、×××が○○で…」「○○と言えばそんなネタもあるんですよ」「はあ」「誰かさんがですね、原作で○○な処があって」「へえ」うわ。またなんかそっち系かい。いかんいかん。「で、▼本なんですけど」「ああそれですね。それは良いんですよ。それよりも×ネタ書かれないんですか?」「いやそれがですね。何処で書こうかなと考えちゃう訳ですよ。こういう話がありましてね。ああ、これは御存知ですか」「いえ概略しか」「それでは説明しますけど、こういう話が元にありまして、それで」…いかん。また語ってるぞ。いや私は楽しいから良いんだ。相手が振りきられてるのがエラくヤバイ。だ、大丈夫か俺。「…で、そんな事を考えちゃう訳ですよ。痛すぎ☆」「それはキャラはまり同人の正しいあり方ではないかと」「えーそうですかあ」う。それは自分が一番嫌いなスタイル(爆)「…で、愛憎を執着に取り込むと」「ああ、そうですねえ。執着といえば、こういう究極の選択がありまして」「はあ」「事情としてはこうなんですよ…」 −20時半迄河岸を替えつつこちらの話した中身の8.5割はゲッターネタで、しかもその大半が誰かさんに関する話。対する相手はそこまで興味のない相手。事情を説明するのも手伝って詳細に語ってしまった。す、すまん!此処迄手前が激狭モードだとは思わなかったよ。此処迄何を振られても全部こっちに持ってくる思考回路になり腐ってるとは思わなかった。さながら暴走するゲッター炉心の様。ホントに他の話は出来ないのか。すまん武蔵。ってまたそれかい(爆)…面白かったでしょうか?それだけが死ぬほど心配(爆) |
2001年3月某日 | −#41:至福千年・心に充ちよゲッター線− |
前回の語り、最後の最後で逃げてしまったイマイチ心弱い自分を、潔くないと悔い攻めていた矢先の事。たまさかDVD屋に入る機会を得て、バンダイビジュアルの今月の広告をGETする事にする。「おーよしよしあるぞー」と、手にとって開いて、 大マジで涙をこぼす自分がいた(大核爆) …良いの?こんなに優遇されてて、という気分が感極まっちゃったらしい>落涙動機(爆)。たかが2カットで此処迄イッちまうとは思わなかったが、う、嬉しい。嬉しすぎる。これでもう来月末は只のガイキチ決定。本気で惚れてるぜ。かつてこれに近い状況と言えば、中坊のみぎりのデスラー総統位しか思いつかないが、明らかにそれを上回ってる。以前どこぞの同人さん(敢えて名前は内緒(笑))が「あたしゃマーグの運命の過酷さを思って泣いた事もあるのよ」と言ってた事があるけど、私もそれにかなり近い状態(爆)。原作なんかもう、生きてる事が痛々しいんだもん。死ぬ時は絶対迎えが来るだろうとか思うから、本人の為にはそっちの方が良さそうなんだよね。確かに生命力溢れる狂気のダンディズムに彩られてはいるんだが、奥底の方が気になってしまう。尤も、この男の笑えるところは、どんな状態でも身ぎれいで、する事はしてそうなとこ(笑)。ズボンプレッサーとかアイロンとかクリーニングとかマメにやってそうだし、「据膳」は絶対食ってる筈。何気に俗物。竜馬や武蔵が野宿なら、こいつは駅前のビジネスホテルの一つも借りて、シャワーは欠かしてなさそうな気がするし(笑)ミチルさん一筋のようでいて、所帯を持てるチャンスがあればとっとと持ってそうな処があるのも、こいつらしい選択肢だと思っている。ストイックに手を出さない方の選択肢もまたあり、だと思ってるけどね。…でもなあ、迎えに来るより「まだ来るな」と追い返される確率の方が高そうなのは何故(爆) #個人的にはリョウをずるい、と思っちゃう部分もあるのだわし(笑) ところで恐竜帝国が滅んだのは5年前じゃなかったのか?>ネオ。今度の広告で武蔵が死んだのが1年前になっていて、かなり計算が合わないんだけど。確認の為にもう一回見るか?よしこれから真と共に(爆) |
2001年3月某日 | −#40:宴の後− |
「ネオ」3のCMを見た。テロップは「武蔵…あの時俺がつかまっていなければ…」である。メインはバット将軍と竜馬だというのは予告から推測してたけど、キャプテン・ニオンとか、プロトゲッターとか、何か楽しそうなショットばかりなんで、一寸転がっちゃいました(笑)。あ?勿論誰かさんは出てません。出て無くてもぜーんぜん気にならないっすぅ☆今や定期的にゲッターの新作が見られるってだけで、幸せなのさ。すげえ進化(爆) さて。先週話の流れで月が吹っ飛んだ所為か、OPアバンのカットがなくなり、何時もの「注意」を一体何処に出すんだかと思ったら、出だしにテロップ被せてましたな(笑)。…と言う訳で、ついにこの日がやってきてしまいました>放映最終日(;;)(;;)とほ(;;)(;;)(;;)来週はシスプリ前夜祭らしいしなあ(--;そいじゃあおいらは一人寂しく後夜祭でもやってます(TT) なんかもー最初っから最後まで無闇にテンション高いんだけど、やっぱりCM位置はズタズタ。感覚的に入れるべき場所はその一寸前くらいなんだよな。CMの少し前に一息入れる場所があって、その後助走の如く一気にぱーんと緊張感があがる、そこで巧い事CMに行ければ美味しいんだけど、緊張感上がって少し動いてから(所謂序破急的に言うと、破から急に移動し掛けた辺り)入った。さぁーっと気持ちが入っていく瞬間だから、なんかコケる展開でしたな。個人的には一息入れるシーンの前後、つまりワープした処でCM、の方が収まりがいいかなと。それでも今回特筆すべき点があって、あんまり編集済コマ落ちカットが無いんだよね。だから戦闘シーンに気持ち良い位スピード感があって、気分が失速しない。やっと美しい「大雪山おろし」が見られたよ。謎解きに付いては…なんつーか、「記憶が重要!」なーんてエラい強引で簡単な台詞説明で片付けて、「過去があるから未来へ向かって現在を生き続ける」だの「素は同じでも自分達で選んだんだ!」だの「寄生するお前らとは違う!」だのと999のようなオチで一気にエンペラー様のところへGO!して、「お前達には未来がある」とかなんとかいってさよーならー☆…あのな(爆)まあねえ。無いものねだりなのは判るけど、やっぱ今川御大に最後までやって欲しかったなあ。1年1枚でも待つからさ。彼ならこんなの上っ面の言葉で説明しないよ。ジャイアントロボの最終の謎解きと結論の見せ方の痛ましくも美しい事といったら。嗚呼…などと、クールな事を思いつつ、実は腐れ視点で全く別の事を考えていた板野さん(爆)。はい。最終の腐れは何か、といえば、やはり「連れて行って貰えて本当に良かったね」に尽きるのだ。 このアニメのラストを思うと必ず考えてしまうのが、原作の置いて行かれる彼の事なんだよね。原作では「あいつはもう乗れんよ。あいつはこの先必要な人間だ」と竜馬に言われて一人取り残される。既に降りた翔を除くゲッター関係者が全てゲッターに取りこまれてしまってる状態で、この先残れと言われてしまう事の残酷さ。それが思いやり故の言葉だけに、その状況が彼の心に与えるダメージを思うとたまらないんだな(まあ、乗っても使い物にならない身体だという現実もあるにはあるんだけどさ。彼自身ならともかく、竜馬や號がそういう冷静且つ現実的な思考回路を持ってるとは一寸思えないので、此処は好意的に解釈しておく)。現に置いて行かれる時の叫びが痛いよ。「また俺に生き残れというのか!」−まるで死にたがりな「台詞」なんだけど、この言葉で唐突に気がついた事があった。原作版ゲッターで武蔵が特攻して死んだ時、竜馬はその直前まで記憶喪失だったんだけど、彼は完全に正気でこの現実を直視したっていう事実があるんだよね。竜馬の状況も過酷なんだけど、彼の置かれてる状態も相当に過酷なんだよ。そう、例えて言うなら讃岐を見捨てざるを得ない泰盛。しかもこのヒトの困ったところは「徹底して明確な優先順位を持っている」。冷静で頭が良いのが災いして、心情に惑わされずに何が大事で何が重要でないのかを立て分けるのが実に明確。モノがとにかくよく見えてる(見えてない処もあるにはあるよ(笑)例えば竜馬が持つ本能的な危機感知はこいつにはない。そこが真ゲッターに対する対応感覚の相違になってるんだけど)。「ネオ」DVDで彼を評して「残忍」とあったけど、それは違う。こいつは「冷酷」なのだ(強いて言うなら残つながりで「残酷」でも良い(笑))。例えば、原作の中で、トラップだらけの場所に早乙女一家と共に閉じ込められた時、「博士優先」で他の客を助けようとしないどころか、見殺しにする事でトラップを調べるという選択をしたり、或いは「號」ででも「此処で殺されるなら殺された方が幸せだ」とほざいてパイロット選定してみたり、自分のフィアンセ使って死のロシアン・ルーレットをかまして見たりと、とにかく酷い(爆)。アニメの旧作だったらもう少し甘くてわがままで向こう見ずな処があるので、此処迄冷酷じゃないんだけどね。更に哀しいのは心情的には少しも冷酷で無いところなのだ。絶対わかってて、やってんだよね。何処までも徹底した理性最優先。この辺「わしとリョウが生きていればいいんじゃ!」と敵に蹂躙された自分の息子を焼き殺した早乙女博士と相通ずる部分があるな。頭が堅い訳じゃ無いんだけど、竜馬ほどにアナーキーではないんだ。無論、彼の初出時を考えると、高校生の分際で学生運動して自治権獲得した上に、総理大臣暗殺まで目論んでる訳だから充分アナーキーなのかもしれないんだけど、それにしたって根本は妙な正義感って感じもしなくもないな(笑)。確かにその冷静さが今後も必要なんだろうけど、本人は何処かでそこから自由になりたがってる節もあるんだわ。冷徹な迄の自分から逃れたい、みたいな部分がね。多分ゲッターに乗ってれば忘れさせてくれる部分てのはある筈なんだわ。何故か。残りのメンバーが吹っ切らせてくれるから。それを敢えて残す。石川御大、流石に甘くない筋立てです。だけど、彼の凄い処は此処からでね。強靱な意志が自らを律していて、感情のコントロールが良くできてるから、癒しも慰めも求めない。泣く事も無い。更に執着に対する見極めも速い。切換が早いのね。だから自己犠牲とは無縁。死ななければならないという判断が出ればすぐに切り替えられる一方で、これは無駄死にだと判ると即座に執念のサバイバーに切り替わる。生死に対して非常に自在。で、どーも、その執着がない自分に対する厭世的な拘りみたいなものがあるようなのがね(笑)らしいっつーかなんつーか。素直じゃない。通常心的葛藤は押さえちゃう人だからなあ。最優先の行動原理と心的優先順位が並んだ時、初めて心情が優位に立てる様な人だけにね。ちなみに、冷静度というか、感情コントロール度は、ゲッターのパイロットになってからの方が上がってます。過激派(笑)やってた時の方がもう少し感情的な感じだった。パイロットになってから大概の事には驚かない性格に変貌というか、何が起きてもおかしくないと思うようになったって方が多分正解。こうなると冷静な面を持つだけに強いね。その上武蔵の死(正に半見殺し状態)に加えて、従兄弟やかつての同志を結果的に自らの手で葬る事になる。確かに心身共に強靱である事はゲッターパイロットの条件なんだけど、茨の道ですな。最後に頭蓋骨生きたまま切られそうになるし(笑) 閑話休題。だからこの後、何の道を選択するか、という事を考えるとどれもありそうだな、と思うのが私の見解。飢餓感に満ちた情熱と妄執で火星に行ったゲッターを追う研究を始めるか。ふっ切ってゲッターの事は一切考えない穏やかな道を選ぶか(いつか迎えに来るだろう位のことは思う可能性はあるかも)。想いながら、何もしない道を選ぶか。尤も、周りが放っとかないという現実はあるんだけどね。ちなみにイタノストーリーストックはどのバージョンも用意されております(爆)ホントこのネタ考えるだけで丼飯三杯は軽いよ☆ |