やっぱ作らなきゃまずいかな〜?ってコトで別立てしてみました(笑)
ほらわし、感想長いし(笑)
注意:相変わらず心ゆくまで感想を書きたいので、全部ネタバレしてます。
そーいうのが嫌なヒトは読まないように。
ファースト・コンタクト −#1− |
さて。出てから丸一ヶ月放っておかれた「ネオ」である。別に好きこのんで放っておいた訳ではない。灼熱のような焦燥感と既に見た者達からの侮蔑にジリジリと苛まれた揚句の遅延である。それだけに膨れ上がった期待は厭が応にも高まるって寸法だ。全てを放り出して整えた環境で、満を持して見た「ネオ」は、 「真」との決定的な違いは、娯楽アニメに徹している事。古き良き「TVまんが」になっているのだ。今の理屈っぽいアニメ達が忘れた何かを、間違いなく持っている。非常に分かり易いエンターテインメントだ。TV旧作に比べるとはるかに原作色が濃いのだが、「真」よりも圧倒的にTV旧作に近いカラーに彩られている。善し悪しを全て吹っ切る思い切りの良ささえ感じてしまう。勿論それが良いか悪いかは別だ。何処へランディングするかは現段階では判らない。善し悪しについてはそれからでも遅くはないだろう。例え今ノスタルジックオマージュ臭の気配を感じてても、だ。落としどころ如何、である。尤も私自身は、殊このシリーズについては、余程のことがない限り無条件に激甘な暴走反応を返してしまうようなので、大丈夫だと思うが。何言われても堪えないなんて、我ながらホント珍しく心広いわ(笑) では先ずアバンから。いきなり原作で一番ディープな話・武蔵の最後。ゲームでも必ず出てくるエピソードで、ダイナミック・プロ臭バリバリ。みんなホントこれ見たかったんだなあ。確かにTV旧作はこれについては一寸がっかりな内容だったし、原作では一番ドラマが炸裂してるんだよね。わかる。掴みとしても最高。個人的には梁田台詞で「もっとも、俺もこんなに凄いとは思わなかったけどな」を聞きたかったな。此処の曲の使い方は何故かかなり今川カントクっぽくて、映画的。DVD、音が良いんだよ。クラシックとの絶妙な調和が嬉しい作りで、此処だけでもうサントラ購入決定(笑)。このBGMと大体同系統の音からOPに入ってくるところには、実は若干ムリがあるんだけど(笑)、狙ったんだろうな。 OPは凄まじい贅沢さ加減。スピード重視派としては、実に嬉しい選択肢だし、寄りによって水木一郎&影山ヒロノブという夢のようなタッグだ。思わず見た翌日シングル探しにアキバ疾走!である。絵も良いテンポで、個人的には板野一郎氏を起用して欲しい内容ではあった。銀座を舞台に持ってくるのはなかなか面白い趣向だけど、何かあるのかな?あ、いくらスパロボで人気あるからって、テキサスマックはやり過ぎです(笑)。#2じゃ目立ちそうだし。その分シュワルツとか出てこなさそうだから良いけど(笑)。 次。いよいよ肝心の本編。此処までもいい加減冷静さを失いつつあるんだけど、此処で気分はレッドゾーン突入(笑)。冒頭は「號」からスタート。相当に原作寄りな敷島博士の登場も「ああ、TV版號を原作版にやり直そうという訳ね(笑)」という感じ。余計な話を削ぎ落として、より明快な方向へ話を持って行っている。號の登場が地下プロレスってのはなかなか良い感じ。絵的な雰囲気もあってか、凄く「タイガーマスク」を感じてしまうあたり、俺も年だな。お涙な処じゃなくて、もっとシャープで容赦のないダークな処ね。やってる事はすっげえバイオレンスなのに、表現を直裁的にしなかったり、コミカルにしている処がエンタメ度を高くしてるかな。強さを表現している筈なんだけど、嘘臭い感じにも見える。ぎりぎりを追っている辺り、やっぱ何れは地上波にでも流す気なのかなあ>番台。 閑話休題。振り回された揚句、戦って最後までいく展開は、力業なんだけど納得づくで最後まで行けてしまえる。必殺技叫びに必然の理由を付けてくれる辺り、今時のボイスコマンド隆盛万歳だ。これで毎回みんな心憎いばかりに叫んでくれるのかと思うと、それだけで嬉しいぞ(笑)。ちなみに台詞回しは、一々原作準拠で楽しいっす。號を選定する下りなんざ改めて聞くと「誰かさんてば早乙女博士と同じ台詞じゃんか(笑)」って感じでうひょほほほ☆ EDもOPと同じく水木&影山のスーパータッグで、贅沢過ぎてお釣り出そう(笑)。カットの雰囲気は若干「真」っぽいかな。最後の歯だけは頂けないんだが(笑)。この辺演出が同じなのかも。やっぱ男心歌わせたら天下一品だよなあ>タッグ。俺らのソウルソングだよね。 それにしても、ランドウ出さずに恐竜帝国だけで何かしようとしているって事は、以後の話をどこらへんに持ってくるのかな。武蔵のシーンを五年前にして、「G」は無かった事になってるみたいだし、あれかな、アニメで見られなかった原作に寄せた話にでもするつもりなのかな。竜馬は出て来るみたいだけど、弁慶は無かった事になるのか?なんかミチルさんもコマンドマシン乗らなそうだし、居なかったりして(笑)。「真」でも大分見たいモノをやった感じだからなあ。「G」が無い事になるんなら、それ以外をやるって事だから、「號」かな。CMに双葉社の原作版「真」を入れていたから、あの辺もやる気なのか。まとめ方如何では、相当に面白いオチが期待できそうだが、どうなるのかな。スパロボ寄りに仕上げる可能性もかなりする。誰かさんの怪我の要因は何にするのかな(笑) で。此処から色目MAX(爆) |
フェイク・アメリカン −#2− |
ホントは先にシングルとサントラをやろうかなと思っていたのだけれど、「真」のテーマが使われてる処があるので(笑)、詳細は馬鹿日誌でやる事にして、純粋に此処では本編周りを。 所謂「TVまんが」テイストは変わらず。非常に明快。この後に続けて「真」見てるので、余計はっきり違いが判りますね(爆)。細かい深刻気な設定をある程度とっ外してはいるものの、内容的には原作版「號」をある程度なぞっている感じ。そんなにTV版旧作の「號」が嫌いか君ら。おいらも嫌いだよ気が合うな(笑)。兄妹相克はなさそうだが敷島博士の「わしゃー自分の武器で死ぬのがゆめなんじゃー☆」が見られそうで嬉しいぞ(笑)。 今回は2と3&テキサスマックのお披露目で、激弱米軍と対比するかのように似非外人大活躍(笑)。ジャックが濃いんだけど、個人的に耳に残るのはメリーの「ニィサンヌ!」だ(爆笑)。格好良いのは格好良いんだけどー…あー…こう、何かこう釈然としない。面付きといい、テキサスマックといい、そのファイティングスタイルといい、そのソウルといい、確かに格好良いんだけど、格好良い、と言いたくないのよとほほのほ(TT)。何気なく通信機はワ○ダース○ンだし、薬莢で車壊すの平気だし、止めがつーまっちはいぱわー棺桶(爆笑)。オゾンホールでけてんのとちゃうか?(笑)ネオ2は時代劇だしね。 こーんかいの腐れ目は…やけに物わかりの良い処をみせたとこかな。憎まれ口が第二属性ともいうべきあの男が、何で翔に目線で公私混同を許可するのかが大いに謎(笑)。冒頭の「ちったあ使えそうだな」ってのは実にらしい賛辞なんだけど、あんなにストレートかつ素直に友情の肩を持つヒトじゃない筈なんだよね。「案外話がわかるじゃねえか」なのは事実で、最初から判ってるクセに捻る、っていうのがあの男のスタイルなんだけどねえ。まあでも相手によっては実に物わかりのいい素直な処を見せる人だから、あそこでああでないと話がすすまないか。しかしながら腐れ目の穿ち目は「きっとアレでアメリカに貸しを作る気に違いない。あいつはそういう奴だ(笑)」と思っているのだがさて<多分ない方に1万点(爆)。面白いことに気づいたんで、キャラ解釈については、近い内にメイン全員を既出作品別に比較してやりたいと思ってまし。それにしても、#1の吐血原因はいつ明らかになるんだ畜生(笑)。アバンタイトルの話とか、予告編の表情とかも気になるんだけど、まさか原作の「武蔵?」が見られるのか?それはそれで嬉しいが…それもやらなそうだしなあ。そんな事ぐだぐだ考えてるとまた「私家版」考えちゃうぞー☆ まあそんな訳で今回は珍しく可不可なし。勿論出てるシーンは見逃してないし(笑)、ネオチームは三人とも好きなんだけど、トップギアでGO!という処までは行かなかった模様。次回四月を楽しみに待ちます(笑)。 |
レッツ・アクション! −#3− |
2ヶ月ぶりのご無沙汰です。でも待った甲斐がありました。はい、4ヶ月ぶりに 大破損モード復活!(笑) 全4話中3話迄経過して「そうか、特に小難しい話は何も無いんだな」という事が完璧に判明。真っ向直球勝負の単純明快なストーリーテリング。過去の因縁がどうの、なんていうぐだぐだした複雑な悩みみたいなものは一切なし(一寸だけあるけど深刻な重厚さは皆無に等しい。武蔵の死に対する拘りも、昨今流行(笑)のおっもーい十字架っぽくないしね)。それだけに、入ってしまえば一気にジェットコースタームービーを堪能できます。考える悪しき(笑)のーみそは置いといて、感情と勢いだけでGO!という感じで、流石は歌詞通りのOPを持つアニメ(爆笑)。性格的に複雑骨折しているキャラは居ないし、特に今回はメカも人も初っ端から尻までフルアクション(という手法があるがその意味にあらず)で、燃えるシチュエーション満載、カタルシスもばっちりなので、スコーンと気持ち良く飛び込めます。例えて言うなら謎の無いアイアンリーガー(笑)。重厚深刻系シリアスも良いんだけど、こういうのも悪くない☆
今回の特筆は「格好良過ぎるぜ流竜馬!」に尽きますな。もう、美味しい美味しい。最初っから最後までアクションにつぐアクションの今回にあって、人間側で一番美味しい処をさらっていきます。ロボット側は流石に號のモノだけど、格闘シーンの格好良さは筆舌に尽くせないっす。バットの「我らの最大の驚異、真ゲッターロボの復活は、断じて許さん!」に応えて「誰が許してくれと頼んだぁッ!!」と真ゲッターから飛び降り、縦横無尽に闘う様は、思わず快哉を叫びたくなる程胸のすくシーン。格好良い!しかも性格は思いきり原作版で、それも小学X年生版みたいな単純明快熱血キャラ。今回のライナーノーツインタビューで竜馬担当の石川英郎氏本人が言う様に「號が二人」状態。道理で號の扱いが巧いぞ隼人(笑)。 一方ロボット側ではちゃんと主役をしている號。主役、という点では3話経過してずっとキープしてる点は、最近ないがしろにされるケースが多いだけに評価したい…っていうか、これがホントだろうよ、と思う昨今。最近のスタッフヲに媚び過ぎ。號は好きなキャラなんで、こういう真っ当な扱いが凄く嬉しいね。真ゲッターの腕が稼動した瞬間震えが来たよ。ゲットマシン発進からStormを使ったお約束な盛り上がりを経て「けっ、ざまーみやがれ!真ゲッターの敵じゃねーんだよ!」迄イケイケです。一気呵成に最後まで楽しめる。個人的にはバット将軍の若本さんが好きな声優なんでここら辺はほぼ陶酔状態ですな(笑)。声優と言えば、ゴールと早乙女博士は旧作と同じ人なんで、旧作関係者を呼ぶ時の感じが一寸幸せ。特に早乙女博士の富田耕生さんは声も変わってないんですげえ嬉しい☆<ほらもう腐れ耳(笑) 今回一寸個人的にびっくりだったのは、急激にこの前と後が見たくなった事。DVDの1,2と出てない4が見たい、ってんじゃなくて、この4本の前後に当たる部分ね。旧チーム時代のやつと今のやつ双方でTVシリーズとかやってくんないかな、と思ってしまったんだよね。本当は筋的に一寸辛いかも、と思わなくも無い私が、この方向でのTV化はそんなに悪くないかも(笑)と肯定できている頭痛い理由については、腐れと無縁じゃないので後述。間口が広い所為ではありません(爆)。真とは別の意味で興味深い話に今回で昇格致しました(笑) さて。恒例腐れ全開(笑) すいませんもう今回は最初っから最後まで転がり捲りです(爆笑)。前回似非外人に持って行かれた分、冒頭から出まくってるので嬉しくて仕方がありません。しかも気がついちゃったのが、わし、號と誰かさんのコンビが結構好きらしいって事。1話もそうだったしね。號が好きなキャラの所為もあるんだろうな。結構息が合ってる処が又嬉しい。うひょほほほ☆5年前版の誰かさんは旧作とほぼ同じデザインだったのに、何か今まで見た中で一番生真面目に見えた(苦笑)。またここの内田さんのしゃべりが若くしようとしてる所為かなんか優しいんだもんよー。大体旧作より下品な印象を受けるクルス下げてて(笑)、生真面目君は無いだろう。うう(TT)せめてもっと細い鎖にするとか出来なかったのかよう(TT)5年前、と言えば、梁田さんリピートが楽しめるかと思ったけど絵と墓だけでした>武蔵。一寸がっかり。梁田清之さんが加われば、今回は声優的にもイタノフル回転だったのに。後はNスペみたく突然堀之紀さんとか堀宏行さんとかがオペレータとかで加わってたりするとテンション高いかも。堀内賢雄さんでも可ってそれはさておき、腐れ続き(をい)。そんな訳で號と走りまくり、恐竜兵士を的確に銃撃し、ライフル奪ったり、一撃で倒したりする誰かさんがもう格好良くて格好良くて、スーパーリピートあーんど一時停止を繰り返したのはしみつ(爆笑)。勿論格闘竜馬は別格だし、真が起動してからは一寸號を追っかけたりしたけど(笑)、敵に「帝王」とか付けちゃうお茶目な誰かさんはやっぱり素敵なのでした(爆)。でもさー、二人がかりで起動しなかった真がああいう形で起動しちゃうって事は何?あそこで武蔵とシンクロ出来なかった2人の所為って事? ちょっとー!それ腑に落ちーん!(爆) まさか4話目でいきなりオーパーツと関係がある、とかやったら笑っちゃうよ?実はアレがウザーラだったとかで(笑)。作品から垣間見える、深めの謎に対する作り手側の現行方針を見る限り、多分やらないと思うけど、個人的にはここ解決されないとまた妄想の種が増えるんですけど(笑)。という事で、以下次号。6月1日にはスニーカー版の下巻が、同25日には最終巻が出る予定。ダイナミックロボットシリーズ第三弾企画ってなんだよ(笑)。予想はマジンガーだけど、ゲッター続けてくれるんだったらついてくぞ番台。勿論この筋でTV化するってんなら止めない。このOVAみたくスタイルキープで竜馬や號みたいな若干のギャグメーカに誰かさんがならないならね(爆笑)。過去無かった訳じゃないので(原作に壮絶なのが1個あるのだが、その1個すら実は未だに許容出来ないらしい俺(笑))、それだけが心配(爆)。そして前述の頭痛い理由ってのが正にこれ。いかにも「TV漫画」な、原作的でもある、コメディカラーがこの作品にはあって(所謂似非外人とか敷島博士とかはその最たるモノ)、竜馬にも號にもそのカラーの一端が現れてるんですな。初めからそのカラーの可能性があるキャラが洗礼受けてるのはいいんだけど、そーでないのが食らうのは全然嬉しくないと言う、実にわがままな論理が私の中に確固たる地位を築いてまして、そのカラーの洗礼を食らってないので、許容しているという。でも、多分、食らったら食らったで、恨み言うだけ言ったら「…でもそれはそれで良いか」とか何とか許容しそうな気がするから今の自分が怖い(爆笑) |
ラスト・フラストレーション(笑) −#4− |
…物事には始まりがあれば、いつか必ず終わりが来る、という普遍の真理通り、最終巻である。総括は通しで見てから改めて書こうと思ってるので、此処では単純に4巻だけを。で、こんな冷静な書き出しで判るとおり、ストーリー中最大のクライマックスだっつーのに、全然燃えてません(爆) いや、話自体は熱いよ。内容は「国を越えた熱き友情」「マッドサイエンティストの必殺技炸裂(笑)」「闘って勝つ!」の三点で、「気合いと根性の勝利」ってのは、この手の熱血の大王道ですから。実にオーソドックスな内容だったし。でも、燃えが足りないのだ。興味が薄れたとか、誰かさんの出が甘い(笑)、とかじゃないからね(あ、でも、後者は一寸あるかも(笑))。 一番の理由は「演出」だな。ガリレイに勝つシーンとゴールに勝利するシーンの尺が、少しずつ短い。或いは長いのか?とにかく、その前のタメと巧くつながってこないので、カタルシスが拍子抜けみたいになるんだよね。流石に私は、燃え切れなかった。折角理屈捏ねない男を主役にしてるんだから、最後の最後に行動に言い訳させちゃいかん。ラストシーンの御託を無しにしても、戦闘シーンに割くべき。あのラストの「ゲッター線は今回も…」の下りは、邪魔です。きっぱり。大体取って付けたように「武蔵、終わったぜ…」なんていうな!(爆)…そんな訳で、最後の最後で力一杯フラストレーション溜まっちゃいました。うう。通しで見ればまだなんとかなるのかも。結局見たい話はないままだったしな。EDに何気なくミチル・元気・弁慶のカットを使うのは反則やし。ここは一つ、百鬼周りで是非TV化を(笑) え?今回の腐れ?最後までシリアスクールで良かったな(爆)−あ、いやいやちゃんとありましたけど。ちょこちょこ細かく出てたし。竜馬に美味しいとこ持って行かれたのが気に入らないなんて言ってませんよええ−號にアドバイスするのはやっぱ誰かさんだろうぶちぶち…あ、言ってませんてば(笑)。「ゲッター線は今回も我々を…」の下りは認めたくないので却下(笑)。原作君だったら確かに言いそうな台詞なんだけどねえ…一寸。それよりもらしい!と思って腐れ目が喜んだのは寧ろ竜馬達に敷島博士の件をなじられた時の反応。「隼人、なんであいつら野放しにしてんだ」「言うな!」−って、名より実取るあの男が、使えるマッドサイエンティスト・敷島博士を野放しにするのは当たり前ではありませんか(笑) |