奥様戦隊が行く!
奥様戦隊が行く!
「高機動幻想ガンパレード・マーチ」(アルファ・システム)より 
2002-04-25 公開

 例え連日戦闘で!
 壬生屋が壊し続けても!
 休みにデートのある限り!
 誰が逃すかその情報!

 奥様戦隊 善行、見参!

 「…行っちゃいましたよ、二人」
 「早くそれを言いなさいっ!」
 「やれやれ」



奥之壱:東○でいこう

 「セイビレッド!」
 「シレイブルー!…って、一寸待って下さい!何で貴女が真ん中でレッドなんですか!」
 「フフッ☆そりゃあ、美人で素敵で主役だからよ☆ねえ?」
 「そりゃあもう、素子さんは美しいですぅ!」
 「ほら☆」
 「良いですか?これは『奥様戦隊 「善行」』なんですよ?常識なら私がレッドで貴女はピンクか、最近の流行でイエローかホワイトと相場が決まってるでしょう!」
 「何?何か文句ある?」

 (何か出たらしい)

 「…いえ」
 「結構。じゃ、続けましょ☆」
 「スカウトイエロー!」
 「ヘンタイホワ〜イト☆」
 「ツイン、ブラックです。宜しく」
 「待ちなさい!なんで人が増えてるの!」
 「アルバイトを雇いました。最近隊内のラブラブが多くて、人手が足りないので」
 「そりゃあ良いわよ?テレパスだってエンパシーだって最近限界だなって思ってたけど。だけど何?何でよりによってあんなダンシングスーパーお馬鹿と演歌達磨ズなんか雇ってるのよ!」
 「お馬鹿とは失礼な。アナタには私のこの高尚なギャグがわからないのですか?私は友の為なら例え火の中水の中!私のギャグは世界を救う!立て立つんだじょぉおおおおおお」
 「辛く苦しい時には歌を歌いなさい。歌うのです」
 「歌いなさい。オールハンドゥガンパレード!」
 「…誰こいつらと運命の友なの」
 「私ですが?」
 「もっと、マシなの、選べ!」

 (素子の蹴り、善行・岩田・坂上ズに炸裂。吹っ飛ぶ四人)

 「のぉおおおおおおおおおっ!」
 「歌いなさ〜い」(二人分(笑))

 「あ、あのー…も…いやレッド様?」
 「ぜーはーぜーはーぜーはー…なに?!」
 「じ、自分も二人程雇ってみたんですが…」
 「誰?!」
 「決めるぜ!ネッケツグリーン!」
 「…あの、ポヤヤンピンク、です」
 「速水君と滝川君ならまあ悪くないわね…って何でピンクが男なんだー!」
 「貴女の所為でしょ」
 「ブルー!あんたは黙ってやられてなさいよ!」
 「…『レッドとブルーは仲悪い』なんてセオリーまで踏襲しなくても…」
 「痴話喧嘩って事だろ?」
 「うるさいですね」
 「うるさいわね」

 (滝川、善行と素子にぶっ飛ばされる。後ろで速水、笑顔)

 「え…?可愛いから、じゃないの?(にこ☆)」
 「う゛!(さ…流石は魅力 2000!)」
 「(ホントは他の女子がピンクやったらレッドが怒るから、だけどね☆)」
 「…ハラグロピンクの間違いじゃないんですか?」
 「え?委員長じゃなかったブルー、何の事?」
 「いえ別に」

 (速水、にっこり笑って高速パンチを善行に繰り出す。瞬殺(笑))

 「…余計な事言わなければ長生きできたのにね☆」
 「…フフ、レッドに、刺し慣らされてる私に、そんなもの、効く訳ないでしょう」
 「…司令殿、それ…仰向けで言う台詞ではありません…」



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