あとがき。らしい。

 思考方向が映像系の所為か、私は音楽を聴くと、割と安直にシーンを考えつくヒトなのですが、これはその最たるモノですね。イメージソングは「千と千尋の神隠し」から「いのちの名前」。いや、この曲、物凄く夏の空気を感じさせてくれるんですよ。おかげでこんな季節外れなネタです。別に忠孝君じゃなくても良いだろが、という気もあるにはあるんですが、今ネタは彼でしか出ないので、勘弁して下さい。

 実はまだ、一度も九州に行った事がありません。今年こそはと目してはいるのですが、無職を抜け出さない事には無理かも知れず。だから、夏の熊本がこうなのかと言われると、首を傾げざるを得ませんね。九州出身の知り合いが言うには、関東ほど湿気ちゃいないという話なんですが。個人的には、よく知っている瀬戸内のある島の夏のイメージですんで、戦後、忠孝君が広島か四国あたりに、連合艦隊司令あたりで赴任した設定で考えた方がしっくりくるかも知れません。

 毎度の事ですが、彼の「記憶」に関しては、完全にでっちあげですんで、ゲームとか設定とか探さないで下さい。こうなったのは、最初に出た絵のイメージが、「白いサマードレスの少女」と「緑の高台で眼下の海を眺める忠孝君」の二つだった所為なんですよ。我ながら安易なイメージですが、出たモノは仕方ないって事で。「枝分かれした川も、やがては海で交わる」なんてのは後付理由(笑)。描きたかったのは「夏の空気」ですから。ただ、「妬心」を読んだ後に読んだりすると、また少し違う感じがするかも知れません。

 そんな訳で、長編&ハートブレイクリハビリ後の第一作はこんなショートになりました。如何でしたでしょうか?宜しかったら感想をお寄せ下さい。



◎余計なお世話の推奨BGM(笑)
 勿論「いのちの名前」。出来たら歌詞のないインストゥルメンタル版込みで聴いて頂けると、画面が眼前に広がって良い感じかと。次点は「いつも何度でも」(笑)

感想はメールか掲示板、または以下を御利用の程。

 

 

…ヘボなりに御礼が出ます(笑)



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