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「高機動幻想ガンパレード・マーチ」(アルファ・システム)より 
2002-10-31 公開



壱:そぼくなぎもん

 「あのー班長?」
 「あらなあに?瀬戸口君」
 「…非っ常ーに聞き難い事なんですけど…」
 「何かしら?」
 「『こどもをうむほどじゃなくてよ』っていうのはどういういみですか?」
 「おっ、おいっ」
 「ふ〜ん?」
 「い、いや…はは」
 「それは僕も不思議だな」
 「はっ速水っ!どこから出てきたんだっ!」
 「班長確かに被弾する度叫びますよね?あれってもしや…」
 (流石は魅力男、い、生命いらずだ…)
 「フフッ。レディにそんな事訊くものじゃなくてよ」
 「何言ってるんです。あてつけにきまってるじゃないですか」
 「い、委員長?!」
 「通りすがりで何ぼそっと言ってるんだあんたは!」



 「まてそこのヘンタイっっ!!!」



 「うわ!」
 「もとちゃん、かとらすはひとにつかっちゃめーなのよー!」


 「ふーやれやれ。本当に貴女は見境無いですね」
 「あーら貴方なんか刺すのは刀の汚れだわ」


 「あの喉元にあててるカトラス、何する気なんだろうね?」
 「そんな事、俺に訊くな!」


 「どーお?上達したでしょーう?」


 「何か髭、剃ってるよ?」
 「…らしいな」
 「なんで?」
 「だから、俺に訊くなって!」


 「何ならそのむさい脛、剃ってあげてもいーのよ?」
 「ほー、これならいつでもスカウトになれますね☆」


 「何マジ顔で底冷え会話してるんだろう…」
 「さてね」
 「…早い話が痴話喧嘩の出汁って事?」
 「そーらしいな」
 「ちわげんかって、なに?」
 「瀬戸口君と壬生屋さんがよくやってること」
 「なっ」
 「じゃあいいんちょともとちゃんも、なかよしさんなんだね☆」



 「違うわ!」




弍:ゆめみるもとたん

 「私達は何時でも子供が産めるのよ。その証拠に生理が無いもの」
 「…生理、がない、と…排卵、しない、もの…」
 「なあに?何が言いたいの?」
 「…う」
 「はっきりおっしゃい!」



 「卵がない、って事でしょう?」



 「何で貴方がそこに出てくるのよ!」
 「不当な圧力を掛けてる様にお見受けしたので」
 「余計なお世話よ!男の貴方が女の身体を知る訳無いでしょう?!」
 「衛生官は我々より我々の身体に詳しい筈ですが?」
 (尤も、おかげで我々は不純異性交遊がやりやすいのですがね)
 「何薄笑いしてるのよ!どうせ貴方には関係ないでしょう?」



 「そうか、班長は、楽で良いな」



 「まっ舞さんっ?」
 「アレがあるのは色々と大変だぞ?身体はだるいし、血はシミになると落ちにくいしな。制服が白系なので目立ってかなわぬ」
 「そんな話、人前でするモノじゃないでしょう!」
 (と言うか、トップシークレットですよ…)
 「そういうものなのか?」
 「っていうか、何で貴方が叫んでる訳?しかもどうして名前なの!」
 「貴女またそんなとこだけ反応する。良いですか?もし芝村と言って準竜師と勘違いされたらどうするんですか」
 「貴方だけよそんなの。第一それガイシュツ」
 「…どこの世界の言葉に毒されてるんですか」
 「そうか…知らなかった。話すモノではないのだな?覚えておこう。善行、感謝を」
 「いや、だから…」
 「仲が宜しい事で」
 「違うでしょう!」



 「馬鹿、だわ…」




参:でんごんげーむはばいばいげー

 「ねえねえ原さーん、司令って昔どんな人でしたー?」
 「昔?それはもう爽やかな好青年で、私の崇拝者」
 「…アレが?」
 「…近眼でしたっけ?」
 「なあに?」
 「いっいえ…」
 「何でもないですー」
 「でもね、その後…」
 「その後どうしたんです?」


 「…」


 「…あのーもしもーし?」
 「原さーん?」



 「−何よ、あんなホモ!!」



 「え、ええっ?!そ、そうなんですか?」
 「だって、あいつの惚れてるのが男だからしょうがないでしょう?」
 「不潔です!」
 「うわまたややこしいヒトが」
 「誰此処に壬生屋さんつれてきたの!」



 「っきし!」
 「…誰か噂してんのと違います?」
 「そんなベタな。きっと風邪か花粉症ですよ」
 「へーえ?」
 「…何ですかその顔は」
 「ふふ…ん。そーいう事にしときまひょ☆」




−脈絡もなく、終わる。−



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