あとあがき(笑)

 えー。書き逃げ第一作、とでも申しましょうか(笑)。先日来から言っていた外伝仮説である若宮妄想を、外伝が進む前に形にしてしまえとばかりに書き始めたのですが、結局間に合いませんでした。あう(--;。背中を押されたのは10月19日深夜の善行系チャット。有り難うナナシノ様。御礼にこの話の忠孝君は全部差し上げましょう…ってこんなのはいりませんか(笑)

 この処謎系を追っかけすぎていて、展開が若干歪んでる自覚はあります。一寸ばかり第二ネタの匂い迄させてしまいました。やだなあ。でもまあ、5話迄の外伝を読んで思いついた妄想なら、こんな感じになってしまうかなと。方向としては忠孝君を守って一緒に戦い、庇って壮烈な戦死という選択肢も思いついていたのですが、ギリギリなあの世界ではやはりこちらが本分というものでしょう。今回は幻獣にやられる方を選びましたが、若宮に刺殺される方も、このまま単に生き延びる方も、考えていました。この辺の落とし方は、少しばかり「妄想の迷宮」シリーズ(*1)っぽいですね(笑)。ちなみに、「妬心幻想」と繋がっている筈の俺設定「大陸幻想」では、若宮は大陸に来ていない設定ですので、もし書く事があるなら全く毛色の違ったものになるでしょう。「大陸」は自分一人を生かす為に全てを見殺しにする話。もっと内部の確執とか意図的な策謀とかを書くつもりですしね。「妬心」で第四世代と第六世代の水面下の対立を仮定してしまった以上、その前の話である「大陸」で避ける訳にはいきませんから。出来たらこの流れで関東帰還後話も書きたい気がしますけど…ノリ次第でしょう。

 それにしても、相当に残酷な話になりました。ある種のファンにはきっと許して頂けない、凄まじい内容です。申し訳ない。これでも私は本当に、あのゲームでダントツに彼が好きなのです。ですが、戦争ネタなんて、真正面から書いたらこんなモノだと思うのですが、如何なモノでしょう。好きなキャラと言えど、決して展開上での妥協はしないのが書き手であると思っております。第一私にしてみたら、まだまだ緩くていい加減で甘くて、精進が足りないなという印象ですしね。尤も、好きであるからこそ苛めるというルートもある訳ですが(笑)

 かなり無理矢理書き始める事で弾みをつけられるかと思っていたSS書きですけど、「書き逃げしたいなあ」と思う危機感が、火を付けてくれた様です。エロやお笑い系は原則デッチアゲなので何時でも書けます。ですが、インサイド系シリアスはどうしても大本営の発表に縛られてしまうのですよね。いっそ電脳空間へのアクセス環境が無ければ物理的な無視も叶うのですが、そうもいかないのが設定マニアの哀しさで。嫌だ嫌だと言いながら追い掛けてしまうのは、媚薬の如きゲーム世界の面白さにあるのでしょう。作品には罪がないですから。とりあえず片っ端から書いておこうかなと。ゲーム内ネタの「喪失」すら危なそうですから。次は…家庭ネタか「プリティーガール」か「equip2」辺りを片付けましょうか。久しぶりにスカッとした話を書きたい気もしてますが…いや、その前に「手前でパーゾロ踏んじゃった水面下企画」を何とかせな(笑)


*1:Nostalgic_ScarGood-luck(!)に連なる、不具系欠損&傷痕系のマイ属性妄想ネタ群を指す。実はそういう話をやりたくて大分以前からうずうずしているのだが(笑)、ラボという存在が邪魔をしている(爆)


◎毎度お馴染み余計なお世話のBGM(笑)
 今回は「褪色記憶」がメイン、ですかねえ。気分次第で「蒼月夜曲」「淡彩恋々」。戦闘シーンは「悲愴剣舞」「血流沸騰」「危機暗転」「憤激乱舞」といった処です。彼のシーンは「神族哀歌」も混じると良いかも。


以上、初版。えー、冬コミ発行分で一部加筆修正を行いましたので、その部分に対応して二版としました。とは言え、実際は初稿校正時に削った部分の復活なんですけどね(笑)


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…ヘボなりに御礼が出ます(笑)



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