陰謀の小隊 陰謀の小隊 「高機動幻想ガンパレード・マーチ」(アルファ・システム)より
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2003-07-01 公開 |
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「えっと…し、出席を取ります」 「な、何?善行君」
「無駄な事は止めて下さい」 がらん、とした教室に、座っているのは善行だけ。 「良いから授業を始めて下さい」
事の起こりは二月程も前の事だった。 そう、左遷以外の何だと言うのだ。 即座に司令に戻ろうとしたが、何人もの邪魔が入って自分の提案は上層部に伝わらない。そんな攻防を1ヶ月も繰り返してる内に次第に腹が立ってきた。そんな提案を聞く上層も上層だし、自分達が使えると思ってるらしい陰謀者共にも頭に来る。 そこまで思った時、ついに善行は深く静かにブチ切れた。 「では、君達の思惑を塗り替えてやろうじゃありませんか」
堅く決意すると、後は迅速かつ周到だった。 そして、二組に無職が溢れる頃、単独撃墜数は250を突破していた。 後少しで絢爛舞踏が射程に入る頃、支援攻撃が邪魔になった。その頃には怪我なんてする事も無くなってたので、衛生官を外していた。ついで事務屋とオペレータを外す。 「面倒ですね」
最後に司令を追いだして、一丁上がり。
善行の気持ちは只一つ。
「ええ…っと、じゃあ、此処は、誰にやってもらおうかなあ…」 「何なら私も、さぼったって良いんですよ?」
絢爛舞踏まで後2匹。 - Continuous End.- |