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2005-07-30 公開

タイトル(笑)

とりあえず→の方向に読んでって下さい。

 

 

「何でマミじゃなくてマナミなのよ」
「萌さんが言いにくいから嫌だって言ったんですよ。それでマナミ」
「別の名前にする気は無かったの?」
「これ…が…良い、って…忠…孝…さん、が…」
「…じゃあこのふざけた表札は貴方が原因なのね」
「ふざけたってなんですかー?」
「マナミさんは知らなくて良いんですよ☆」

「若宮姓になりたくて、当局と随分揉めたらしいじゃないですか」
「結局負けちゃったけどね」
「若宮は原姓になれて喜んでましたよ?」
「そりゃあ彼は一杯いる名前から違う名前になれたんだから喜ぶでしょうよ。
でも私はつまらないわ」
「そういうものですかねぇ…どう見てもお宅は貴女が惣領ですよ?」
「石津さんの姓を変えて大喜びしてたのは誰かしら?」
「は?何か言いましたか?」

「素康ってのは誰が付けたんです?」
「康光君。私が知らない間に全部勝手にそれで登録しちゃったのよ」
「貴女の名前の方が先ってのが、らしくて良いですね」
「何にやにやしてるの!」
「気の所為ですよ。大体何であんな外見なんです?」
「これはちょっとした嫌がらせ☆」
「全く…若宮が気にしませんか?」
「ああ、彼は自分にそっくりだと思ってるわよ?」
「−はいぃ?!」

「おとーさんおとーさん!もっちゃん、すごいですー!」
「どれどれ…ほう、これは器用ですね。おかあさんゆずりですか…
素康君はおとうさんゆずりの運動神経もあるし、すごいですね」
「…」
「もっちゃん真っ赤ですー!」
(…この寡黙さとおっとりめの性格は、何処からなんでしょうかねえ…)

「マナちゃんのママに…これ…」
「あり…が、と…」
「これは…ママ…に…」
「有り難う」
「−ママ、ですか?」
「うるさいわね」
「これは…善行のおじさん」
「!−私にですか?有り難うございます」
「こっちは…パパの分…」
「ぱ…パパー!!!(爆笑)」


なお、二十年後の素康君は、兵役の後惜しまれつつメカニックで生計を立てる予定(笑)

気が向いたら続きます(爆笑)


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